転倒や衝突などの強い衝撃を受け、筋肉の組織などが損傷され、内出血や炎症が起こる症状を打撲といいます。
打撲は皮膚の外への出血がないために軽くみられがちですが、筋組織が大きなダメージを受けていたり、骨折していることもありますか注意が必要です。
また、弱い力が繰り返しかかったり、持続的な圧迫でも打撲になることがあります。高齢の方などは気がつかないくらいの圧迫などで内出血が起こることがあります。
外傷の症状について
捻挫や打撲、挫傷、骨折、脱臼をしてしまった際の応急処置はRICE処置が基本です。
RICE:Rest(安静)・Icing(冷却)・Compression(圧迫)・Elevation(挙上)
・Resting(安静) | 損傷部位を動かさず、患部を保護。 |
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・Icing(冷却) | 患部を局所的に冷やすことで、神経の興奮を抑え、痛みを軽減させる。 約20分間冷やしますが、凍傷に注意しましょう。 |
・Compression(圧迫) | 外傷後の患部の腫れを最小限に抑えるために身体の先端から包帯等で圧迫する。 |
・Elevation(挙上) | 患部を心臓より高く挙げることで、静脈の流れがよくなり腫れを抑える。 |