2016/04/10

ガングリオンについて。


こんにちは、糟屋郡粕屋町長者原東はかぜ整骨院です。

 

 

まれに患者さんの中に、手がぷくっと腫れている方がいらっしゃいます。

本人さんもご存じの場合がほとんどで、これは「ガングリオン」という良性の腫瘍です。

知らない方は、悪性の何かでは?や骨が膨れてきた?などの事を考えてしまいますが

その腫れは水が溜まっているもので、中身は悪性のものではありません。

 

人間の可動部分には関節や腱があり、それらを円滑に運動させるための滑液や関節液が存在し

それらが濃縮され一部に溜まってしまったものがガングリオンです。

 

ガングリオンはどうしてできるかについては現在のところ解明されていません。

物にぶつけたりした時にも出来やすい、というデータもあり

防御の為に形成されているのではないかと考えられています。

男性よりも女性に多く、特に20代~30代ぐらいの方に多く見られる症状です。

 

ガングリオンそのものが痛みを生むことはありませんが、出現した場所によっては

神経を圧迫したり、関節を動かしずらくなることがあります。

そうなると良性といえど、日常生活に支障が出てきますので何らかの治療が必要になります。

 

ガングリオンは緊急に治療する必要はありませんが、とても気になる方もいらっしゃいます。

ガングリオンには血流促進や超音波療法などが有効ですので、

お悩みの方はお気軽にご相談下さい。

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